転職のデメリット

転職を考えた時にメリットとデメリットがとても気になります。

こちらではデメリットについて紹介します。

転職活動をすることで、交通・宿泊費などのコストがかかる上に、退職のタイミングによってはボーナスをもらい損ねることもあります。さらに、転職時に空白期間があいてしまうと、給料がもらえないこともあります。



転職活動は想定外のコストがかかるものです。給料2~3ヵ月分程度の貯金をもち、心に余裕をもって活動しましょう。

転職することでもらえる退職金・企業年金が減ってしまうことはデメリットです。退職金や企業年金は、企業への在籍期間が長ければ長いほど有利になる仕組みのためです。

 

厚生労働省の平成30年度「就労条件調査」では、大卒で勤続35年以上の1人平均退職給付額(退職一時金・年金)は2,173万円に対し、勤続20~24年の平均退職給付額は1,267万と1千万円弱の差が出ています。

 

今後は、大卒プロパーを大切にする日本的な風潮は変わっていくと思われますが、転職することで年収を2割程度は上げないと、実際の生涯賃金が下がってしまう可能性があります。

 

デメリット③新しい環境に慣れ、人間関係を作るのに時間がかかる

 

転職先では、新しい環境やルールで、新たに人間関係をつくっていかなければなりません。この点はメリットでもありますが、時間がかかる点ではデメリットでしょう。

 

人事評価もゼロからスタートすることになり、同年齢のプロパーと比べると、少し下の年次レベルの処遇から、はじめることになる場合も多いでしょう。

 

デメリット④問題が解決されないことがある

 

あなたの今抱えている問題が、「職場の人間関係」の場合、転職先で改善されるかわからない点は、リスクでありデメリットです。

 

例えば、今の会社の上司と合わない場合、転職先の上司が理想の上司である確約はありません。問題が「仕事内容」や「待遇」の場合は、入社前にある程度確認することで、デメリットを減らすことができます。転職活動をすることで、交通・宿泊費などのコストがかかる上に、退職のタイミングによってはボーナスをもらい損ねることもあります。さらに、転職時に空白期間があいてしまうと、給料がもらえないこともあります。

 

転職活動は想定外のコストがかかるものです。給料2~3ヵ月分程度の貯金をもち、心に余裕をもって活動しましょう。