保険で安心を手に入れる

夫婦ともに、以前入っていた保険を解約したまま、現在は無保険です。前の保険を解約した後、新しい保険に入らなかったのは、医療保険に入らなくても、貯蓄をすれば大丈夫だという話を聞いたからです。貯蓄がきちんとできていれば、医療保険には入らなくても、老後を乗り切れるのでしょうか。

知り合いのご夫婦からのご相談です。

大丈夫か、否かは、老後資金の準備状況にもよるので断言はできませんが、個人的には医療保険に加入されたほうが良いと思います。高齢者の方、それも数千万円の貯蓄をきちんと持このよっている方からも、「医療保険に入っておけばよかった」いう後悔のコメントをうかがう機会が多いからです。

友人などが入院してお見舞いに行かれたときなどに「医療保険から給付金がもらえるから助かるのよ」と言われて、入らなかったことを後悔する人が多いようです。また60代のはじめには、3000万円程度の貯蓄がある方でも、80代に入ると貯蓄が数百万円まで減っているのはよくあるケースです。「入院するたびに、数万円ずつとはいえ、貯蓄が減るのは気が滅入る」と言われたり、「この先制度が変わって、医療費の自己負担が増えそうでコワい」などとも言われます。

今は健康であっても、健康状態に問題が生じると、自由に保険に入れなくなる可能性もあります。健康状態を気にせず、自由に医療保険を選べるときに、加入したほうが後悔だけでなく、負担も少なくてすむのではないでしょうか。

またお子さんがいらっしゃらないということは、どちらかおひとりになられたときには、入院の手続きなどを知人などの第三者に頼んだり、後見人を頼む可能性もあるでしょう。健康に生活できている時には大丈夫、と考えがちですが、お子さんのいらっしゃらない方は、病気や介護になった場合の費用がかさむ傾向にありますので、早めに医療保険への加入を検討されることをおすすめします。

保険は必ず必要なものではありません。保険は安心のために入るものだと思います。

何かあった時のため、その時の心配を減らすため。

いざという時に役立つ保険を検討してみてください。